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カヤネズミの繁殖確認
伊那谷で、カヤネズミの繁殖がこれまで確認されているのは、 8月から11月までの期間です。球巣の多くは、天竜川 の河川敷に広がるオギやススキなどの群落でつくられています。繁殖後、その球巣に残されたフンを調べることで、子育てが行われたかどうかを判断できます。すなわち、成体とは明らかに違う大きさの小さなフンが残されています。 カヤネズミの生息場所で、時折 6月にも巣を確認 したことはこれまでにありましたが、それは球巣というよりも作りかけの巣といったものでした。 そのため、伊那谷のカヤネズミの繁殖は年 1回と考えていました。 しかし、今年 7月に確認した球巣の中に、幼体のフンが残されていました。 この巣は伊那市西春近の天竜川河川敷近くで6月30日に確認したものです。 九州では年 2回の繁殖が確認されていますが、伊那谷でも 2回繁殖している個体もいると考えられます。 (球巣に出入りするカヤネズミ) |