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◆守屋層から未報告のキムラホタテの産出
2020年9月、諏訪湖の南方、守屋山南麓に分布する守屋層下部の泥岩層から、キムラホタテとみられる印象化石を採取しました(写真の横幅4cm〕従来、守屋層は北部フォッサマグナ地域の新第三系で一番古い前期中新世の地層と考えられていました。それが近年、有孔虫などの微化石や二枚貝のアカガイ類の産出から、南信の富草層群よりも新しい、中期中新世の年代に改められました。 未報告だったキムラホタテの1種の産出からも、守屋層のこの年代観が支持されます。なお、キムラホタテが命名された標本の産地は、昔、飯田の偉人・菱田春草が滞在していた北茨城の五浦(いづら)です。 |