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◆富草層群から初産出のオサガメ類化石
阿南町の富草層群からは、ヌマガメ類やウミガメ類の甲羅を構成する骨(背・腹骨板)化石が産出しています。この中に、輪郭が5~ 6角形の縫合面になっている長さ2~ 3cm・厚さ10mmほどの板状の骨片があります。写真上2つの手前部分に、ギザギザの縫合面が見えています。 これらはオサガメの仲間の背甲化石であることがわかりました。富草の海の時代のオサガメ類化石は、海外では絶滅属プセフォフォルスが知られていますが、日本産は初記録になります。 ▼オサガメ類の背骨板2点。左91] : 2009年採取ICMPV-451、右列:2004年採取標本ICMPV-427。 上・側面、下:背面。 |