柳田國男館
開催中の展示と予告のご案内

美術博物館館長退館記念
滝沢具幸 展

会期:2024年3月30日(土)〜5月26日(日)

飯田市出身の日本画家で、東京芸術大学や武蔵野美術大学で教鞭をとられた滝沢具幸飯田市美術博物館館長が、このほど退任されます。平成18年(2006)4月以降18年間の長きにわたってご指導いただきました。退任記念展では、綿半野原コレクションなど当館が所蔵する滝沢具幸作品30点に加え、このほど新寄贈となった作品を一堂に会し、滝沢具幸の画業をあらためて振り返ります。

滝沢具幸は、自然界にある混沌とした情景の中に生命や大地の力を見出し、土や森、原野などを題材に独自の日本画の造形を生み出してきました。現代絵画のアンフォルメルからの刺激を受けて、日本画に新風を吹き込む一方で、古典絵画の技法や素材の探求にも力を注ぎ、飽くなき表現への旅はつきることがありません。

【イベント】
アーティストトーク
日時:2024年3月31日(日)15:00〜
定員:60人(申込先着順)
申込:電話にて受付中(0265-22-8118)

美術鑑賞の会
日時:2024年5月10日(金) 18:30〜
定員:20人(申込先着順)
申込:4月24日9時半から電話で受付(0265-22-8118)

講演会
講師:野地耕一郎さん泉屋博古館館長)
日時:2024年5月25日(土)13:30〜
定員:60人(申込先着順)
申込:5月9日9時半から電話で受付(0265‐22-8118)

菱田春草常設展示 第46期
《春秋》 ―花鳥画の彩り―

会期:2024年4月27日(土)〜5月26日(日)

令和6年度の菱田春草常設展示では、春草の作品を画題ごとに紹介します。第46期で取り上げる画題は「花鳥画」。春草は古典絵画を尊重しつつ、西洋の絵画技法を導入する姿勢で制作を続けました。花鳥画を描く際にも、日本の琳派や中国の院体花鳥画に写実法を加えています。本展では春草の花鳥画の展開をご覧いただきます。


菱田春草 《春秋》 明治43年(1910) 本館蔵


菱田春草 《花あやめ》 明治39年(1906) 本館蔵


横山大観 《若竹》 明治35年(1902) 本館蔵

文化トピック展示
江戸の中の飯田藩

会期:2024年3月9日(土)〜5月26日(日)

江戸にあった飯田藩の藩邸について「武鑑」や「分間江戸大絵図」などの資料をもとに解明!

下屋敷の見取り図も初公開です。

展示会場の様子

自然トピック展示
南アルプスの高山蛾調査最前線!

会期:2024年3月9日(土)〜8月25日(日)

2016年から継続して調査してきた南アルプスの高山蛾を紹介したトピック展示です。
再発見や新記録など、8年間の調査で明らかになった最新情報をパネルと標本で紹介します。
2023年に南アルプスで発見されたばかりのコケモモマガリガや再発見されたカワベタカネヒメハマキなども展示しています(とても小さく地味が蛾ですが…)。

下記の期間には、2021年に53年ぶりに再発見され、新亜種として記載されたキタダケヨトウの標本も展示いたします。
キタダケヨトウ標本展示期間:2024年6月22日(土)〜8月25日(日)

【展示室の様子】

プラネタリウム天歩 Tempo

菱田春草コレクション

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